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イタリアン・グレイハウンド犬と子供と日々の暮らしを綴ったつれづれ日記


by toka-kichi
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イームズの死2(パルボウイルス!?)

 病院に着いたら、先生はイームズの容態を見るなり、「これは、非常に危険な状態です。」と、何度も繰り替えさえれた。そして、2本ほど注射をしてもらい、点滴をしようとするも、脱水症状で血管が細っていてなかなか入らないらしく、苦労されていした。吐しゃ物の中に二ミリ辺ほどの樹脂が含まれていたので、それを見せ、何かを口にした可能性があることを伝えたが、その程度の異物で、このような症状は見たことがないし、もし、まだ何か残っているとすれば、お腹を触れば分かる、とおっしゃっていた。その先生は、あらゆる可能性を考えながら説明してくださったが、結局検査のしようもなく、原因は特定できなかった。
 そのうちにイームズが首をもたげるようになり、回復した様子が感じられ、私もダンナもホッとした。点滴する以外に治療方法はなく、一度にたくさん点滴できない、ということなので、また、夕方に来ることにした。それまで、放っておいて大丈夫なのかと思ったが、点滴以外に方法はなくその点滴も時間を空けないといけないのであれば仕方がない。
 帰る頃には先生の推測は「パルボウイルス」の可能性に集中していた。もちろんワクチンは2回打っているのだが、母親(特に母乳)の免疫が残っている場合には、早い時期に打っても効果がなく、免疫が切れる頃に打たないといけないらしい。ちょうど3カ月に2回目のワクチンを打ったイームズは、そのこにとっては最後のワクチンとしては早かったのかもしれない。一晩で衰弱してしまうほど急激な体調の変化から考えるとその可能性が高い、と伝えられた。そして、とりあえず家へ帰った。帰り道にふと思った。かかりつけの病院も空いている時間だ。診てもらったほうがいいのか。でも、点滴以外に治療法はないのだから・・・。

 イームズは元気になる様子もなく、そのまま寝かせてあげるしかなかった。
部屋は、イームズの嘔吐と下痢に含まれるウイルスとやらを懸念して、カーペットは捨て、床は拭き掃除をして、着ていた服は着替えてシャワーを浴びた。スタルクにうつったら大変だ。
 バタバタしているうちに昼ごはんの時間になり、ナツミにご飯をあげる。その間もイームズはぐったりしていて、病院では止まっていた血便も出ている。ドロドロは通り過ぎてサラサラになっている。本当にこのまま放っておいていいのだろうか。するとイームズが急に起き上がってえづいた。そして二回ほど嘔吐してバタンと倒れる。呼吸はしているものの、目は見開いたままで放っておける状態ではない。慌てて朝行った病院に電話をして連れて行く。

 しかし、注射をしてもらうしか手はなく、夕方五時の点滴予約をとって帰るしかなかったのです。
by toka-kichi | 2005-10-29 19:55 | スタルク/ぺリアン